質問するリーダーシップ アドバンス版
マーコード教授を招き、アドバンス講座を開催しました
2017年10月17日、ジョージワシントン大学教授/世界アクションラーニング機構共同創設者前総裁 マイケル J. マーコード博士を招き、『アクションラーニングコーチのための質問するリーダーシップ アドバンス版』を開催しました。
「アクションラーニングコーチとして力強い質問者であることの能力と価値を理解する」、「よりパワフルな質問でアクションラーニングセッションを進行するためのスキルと戦略を向上させる」などの目的で行われた今回の講座では、「質問」に重点を置いた講義やセッションを交えた実践、スクリプトの解説などが行われました。
質問は、①複雑で難しい問題を革新的でシステム的に解決するため、②ハイパフォーマンスをチームでつく入り上げるため、③オープンで共有的で学習する企業文化を創るため、④強い絆、友情を育むため、⑤自分と他の人のリーターシップスキルを高めるため、⑥深く継続的な学習をするより良い学習者になるため、⑦グループメンバーに有意義で持続可能な行動をとる熱意を与えるため、という7つのパワフルな目的に使うことが出来ます。この7つの目的についてより深く理解するため、講座内では、マーコード博士自らがコーチを務めるセッションが行われました。セッション後、マーコード教授からセッションのオブザーブを行なった参加者に対し、「セッション内で出た質問が、7つの効果のうち、どの効果に繋がったか考えてほしい」という問いが投げかけられました。この問いに対し参加者は、セッションの中で自分の印象に残った質問をピックアップし、それが7つのうちどの効果を発揮したかについて発表しました。それぞれの考えを聞き、そしてそれについて意見を交わすことによって、参加者は7つの効果やコーチの役割、質問が持つ効果について振り返り、一層理解を深めたようでした。
その他にも、コーチスクリプトの解説やオープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの性質の違い、場に応じた効果的な質問の種類など、質問について約8時間の講義が行われました。
長時間に渡る講義だったにも関わらず、受講者は常時真剣な表情で取り組んでいました。講座後には「質問のパワーをより実感することが出来た」「質問の力を信じる大切さを学べた」「質の高い質問によって、提示者やメンバーの質も高まることが理解できた」などの声が挙がるなど、アドバンス講座にふさわしい、充実した内容となったことを伺うことが出来ました。